お店に入るまでの道のりを
楽しくおしゃべりしながら来たのに、
お店のなかでそれぞれのものを見て、
さあ帰ろうか、と声をかけると、
別人のような不機嫌な顔。
話題を必死で探して、出来るだけ普通に話しかけても、冷たい態度。
家についても、黙ったまま。
ご飯を食べたら、すぐに部屋へ戻ってしまった。
不安と悲しみと苛立ちとがいっぺんに
押し寄せて、わたしも顔がこわばってるけど…
同じ年頃のわたしもそうだった。
自分でも、なんだかわからない。
感情がくるくる入れ替わって、
疲れてしまったっけ。
焦るな、あせるな。